BrandLand JAPAN

YAMAMO “I.L.A.(Industry Loves Art)” PROJECT 産業は芸術に恋をする

高茂合名会社 / ヤマモ味噌醤油醸造元
プロジェクトマネージャー 本村 拓人

江戸末期から150余年続く蔵元であるヤマモ味噌醤油醸造元の工場と庭園、蔵を巡る、発酵体験ツアー「ファクトリーツアー」を2016年よりインバウンド向けに展開。今年度は、蔵見学や飲食の提供に加え、I.L.A.ギャラリーとアートコンテンツを実装することでツアーを拡充。また、並行して、産業が生まれる背景の地元・岩崎の地域ブランディングを行い、発酵イベントなどを通じて、国内外から広く誘客し、地域の活性化を図る。

アートを実装した伝統産業が現場に創造性を生み、
世界の人々を招き入れるインバウンドプロジェクト

蔵元内部にI.L.A.ギャラリーを設け、産業と芸術が融合し、創造的発酵体験ツアーを実施します。ギャラリーの完成と同時に開催される発酵イベントが地域ブランディングとなり、文化的価値を創造し、世界のクリエイティブクラス(革新的アーティストや活動家)を招き入れます。


プロジェクトマネージャーが語る今後の展望


TOPICS

FINAL REPORT

YAMAMO “I.L.A.” PROJECT 産業は芸術に恋をする

ヤマモ味噌醤油(以下、ヤマモ)のファクトリーツアーを開発。製品とともにドイツを中心とした欧州、アメリカ、中国、インドでの販売、販促を目的にスタートしたプロジェクトです。始まってすぐに行ったのは、ツアー内容のブラッシュアップ。8月、9月に欧米での出張営業を行い、販売や販促の基礎を固め、それに合わせてマーケティングの一環として、現地でワークショップを行いました。これはパートナーである現地のイベント運営会社や旅行代理店と一緒に企画をさせていただき、ヤマモが持っているコンテンツを、ワークショップを通じて展開したり、販売を通じて知っていただきました。

FEBRUARY

秋田朝日放送取材

秋田朝日放送(2月15日放送)の夕方のニュース特集でI.L.A. GALLERYとGARDEN CAFÉについて取り上げていただきました。6年前にヤマモの海外貿易で特集していただき、その後の展開として今回の取り組みを過去と比較するかたちで放送していただきました。放送後、カフェやギャラリーに訪れる方が多増え、その効果に驚きました。

JANUARY

「あきたタウン情報」取材

秋田県全域に展開する地域情報誌「あきたタウン情報」(1月29日発売)の取材を受けました。YAMAMO PHO NOODLES(天日塩を使用し、飽きのこない無添加スープのフォー)とYAMAMO SOY GELATO(4種のナッツとプラリネに味噌醤油のソースを混ぜたジェラート)も撮影していただき、カフェメニューもご紹介しております。

DECEMBER

I.L.A. GALLERY内覧会開催

秋田県が主催となり弊社ギャラリーの内覧会を行いました。新聞や雑誌のメディアの他にABS秋田放送様、AAB秋田朝日放送様にお越しいただき、夕方各局のニュースで報道されました。6年前の海外展開や3年前の庭園整備からはじまり、ファクトリーストアとツアーの開始、ガーデンカフェ、ギャラリーの新設と一つの蔵元にコンテンツを積層させてきました。ここには4代目・彦四郎や本家の七之助による改革の遺産(レガシー)をいかに踏襲するかをコンセプトとして進めて参りました。その詳細と経緯を広く皆様にお伝えすることができたと思います。

NOVEMBER

クラウドファンディング達成

目標金額300万円を達成し、そのうち宿泊を含めた売上は約250万円。クラウドファンディングが昨日23時に終了し、230人もの方のご支援により、募集終了10分前に目標額を達成することができました。本当にありがとうございました。私としては、はじめてのクラウドファンディングへのチャレンジでしたが、イヴェントの内容を詰めながらの募集は、正直、想像以上に大変でした。終了3日前の段階でも達成率36.9%で、内容が固まっていない段階からご支援いただいた皆様には、本当にやきもきさせてしまったかと思います。

OCTOBER

ベルリン都市開発者Cordelia Polinna招聘の交渉

Fermentators WeekのカンファレンスにCordelia Polinnaを招聘し、発酵都市の参加型プログラムを予定。イヴェントの目玉にすることと、地域の発展を模索していきます。Cordelia招聘のためのコミュニケーションを続けます。Cordelia Polinna TUベルリン大学博士課程修了。ロンドンルネッサンスパラダイムシフトを都市開発、市民参加型都市開発計画に従事。のちにニューヨーク大学客員教授。2014年に市民参加型都市開発に特化したURBANCATALYSTを設立。国内外での案件多数。現在ベルリン市への都市開発計画が最大規模のプロジェクトとなっている。

SEPTEMBER

ベルリン・NION WEEKでの物販

東西ドイツ統一による現在のベルリン復興を象徴するホルツマルクトを会場に物販のイベントが行われた。新しい時代のライフスタイルを追求するネオヒッピーの生息する同地域でヤマモは味噌醤油の蔵元としては唯一出店し、商品を完売させることができた。ヴィーガンが定着するベルリン食市場の中で和の調味料の需要の高まりを感じた。

AUGUST

各種活動の連続的立ち上がり

岩崎地域のブランディングの一環としてFermentator's Weekの開催や総合的な地域活性化を行うため、中核を担う4者(ヤマモ、爛漫、石孫、ももとせ)による協議会を発足し、ハードとソフトの両面から地域にアプローチし、各者の役割と立場を明確にした。さらに協議会の第一歩として、地域内外の方への認識について意見をすり合わせた。今後は定期的な打ち合わせを重ね、取り組みの精度を上げていくことを共有した。


COMPANY PROFILE

高茂合名会社 / ヤマモ味噌醤油醸造元

http://www.yamamo1867.com/

江戸末期から150余年続くヤマモ味噌醤油醸造元は、インバウンドとアウトバウンドの双方を行う蔵元です。調味料産業と旅の文化を掛け合わせ、世界の食文化と和の調味料が融合することで新たな価値を創造し、人々の生活文化が豊かになっていくことを理念“Life is Voyage(人生は航海である)”としています。

所在地
秋田県湯沢市岩崎字岩崎124
TEL 0183-73-2902 / FAX 0183-73-1829
代表者
代表社員 高橋 嘉彦
創業
1867年

PROJECT MANAGER

本村 拓人(もとむら たくと)

株式会社GRANMA / Granma Inc. 代表取締役

2009年に株式会社Granmaを設立。2010年「世界を変えるデザイン展」を主催。以降、適正技術を活用した途上国地域でのプロダクト、ビジネスデザインを専門に行う。2015年Granma services & consulting Indiaをインドに設立。アジア・アフリカでのサステナブルシティ(持続可能な都市開発)や地域創生を目的とした事業を開始している。2016年より日本の地域創生を長崎、福岡、仙台、秋田、福島の5つの地域で展開している。2017年より自由大学ディレクター。同年元IDEE代表黒崎輝男氏と共にクリエイティブシティラボを設立。

これまで手掛けたプロジェクト:
Panasonic社,Fujitsu社をはじめとした大企業や東京大学やJAXA等の研究機関と連携・協業した生活インフラの企画・設計および、ビジネスモデルのデザインを手がける
三菱地所内ラボ企画・運営などに携わる
自由大学など市民大学などの場づくりを企画・運営する
無印良品、日本デザイン振興会、アメリカ大使館、日本財団等と共に数々の展覧会を主催。
世界を変えるデザイン展実行委員代表
Unesco Asia Youth Forum 日本代表
ISL 社会イノベーションフォーラム第3期代表