BrandLand JAPAN

  • Event Report
  • March 1st, 2019

平成30年度 BrandLand JAPAN
最終報告会 REPORT

例年に比べて暖かな気候となった2019年3月1日(金)。およそ半年間にわたり、海外市場を相手に奮闘を続けてきた各プロジェクトの成果を発表する、平成30年度BrandLand JAPAN最終報告会が執り行われました。

会場となったのは、東京・丸の内にある観光立国・地方創生の実現を推進、支援するためのスペース、NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHIです。会場の後方ではパネルを使用して各プロジェクトの概要をあらためて紹介。本年度のBrandLand JAPANの全体像を振り返りながら席につくと、最終報告会が始まりました。

まずは当事業を支援する経済産業省を代表して、商務・サービスグループ クールジャパン 海外戦略室長の橋本文子氏より開演のご挨拶をしていただきました。橋本氏は「インバウンド、アウトバウンドのプロジェクト、ひとつひとつに対して、プロジェクトマネージャーがつかれてチャレンジを行なってきた。そのチャレンジの積み重ねが今後の海外展開をはじめ、いろいろなことにつながっていくのではないか」と話し、「ほかのプロジェクトの報告内容を共有することで、自分たちの活動に活かしたり、プロジェクト同士が連携するチャンスにもしてほしい」と、最終報告会への期待を述べられました。

プロジェクトを総括し、具体的な成果を発表

その後、凸版印刷株式会社ソーシャルイノベーションセンターの折尾大輔より、最終報告会の要旨説明が行われると、いよいよ海外需要獲得プロジェクトの成果報告が始まりました。

全14プロジェクトすべてが順番に登壇し、プロジェクトの概要や期間中に行なってきたさまざまな取り組みや挑戦について改めて紹介。そこからの知見や気づき、制約件数や収支など具体的な数字をともなった最終的な成果を発表するとともに、今後の事業計画についても言及しました。例えば、「展示会などでの露出を続けることが制約につながる」、「新製品は使用例を積極的に紹介したほうがいい」、「設定した上代の理由について論理的に伝えることが大切」など、すべてのプロジェクトに共通する課題解決の糸口も数多く発表され、各プロジェクトの未来に多くの希望の光が灯る場となりました。

忌憚なきアドバイスが成長の糧に

成果報告は、近しいジャンルごとに3回に分けて行われ、それをうけてシニアプロデューサーより助言をいただくアドバイスタイムを実施。例えば、株式会社羽田未来総合研究所代表取締役社長の大西洋氏は、「目標に掲げた数字を達成できなかったプロジェクトについては、なぜそのような結果に終わったのか、理由を聞きたかった」とコメント。一方、WELCOME GROUP代表の横川正紀氏は、「プロダクトそのものがまだ新しい複数のプロジェクトについて、マーケットに対してこの商品でいいのかどうかを調整されている段階だと思うが、プロジェクトを進めながら調整していく形で問題ない」と話すなど、いずれも各事業者やプロジェクトマネージャーへの親身なアドバイス、忌憚なきご意見をいただき、すべての事業者、プロジェクトマネージャーにとって非常に有益な時間に。

全プロジェクトの成果報告、アドバイスタイムが終了すると、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)ビジネス展開支援 新興国進出支援課の田辺知樹氏が登壇。同団体が展開する新輸出大国コンソーシアム事業についてご紹介いただき、次の展開を目指す各プロジェクトにとって、心強い情報を得ることができました。

実体験を伴う意見の数々が、今後の事業展開の参考に。

そして、本年度のBrandLand JAPANにご参加いただいたシニアプロデューサーのみなさま、事業アドバイザーのみなさま、現在ジャパンブランドのサポートにご尽力、ご活躍されているみなさまによるパネルディスカッションがスタート。「海外販路開拓における戦略設計とプロジェクトマネジメントの在り方」というテーマにパネリストとして登壇したのは、株式会社やまとごころ代表取締役の村山慶輔氏、株式会社Culture Generation Japan代表取締役の堀田卓哉氏、株式会社ロフトワークの二本柳友彦。ファシリテーターの株式会社いけじま企画の池嶋徳佳氏の進行により、あらためて海外進出へのプロセスやプロジェクトマネジメントのあり方、気をつけるポイントなどについてディスカッションを展開しました。

「クールジャパン政策と連動したビジネスチャンス」のテーマに対しては、大西洋氏、横川正紀氏、株式会社意と匠研究所代表の下川一哉氏がパネリストとして登壇。内閣府政策参与 クールジャパン戦略担当の浜野京氏をファシリテーターに、バイイングする立場から見た、多くの売り込みの中から制約の決め手になるものや、差別化のアイデアなど、ビジネスチャンスを広げるさまざまな情報がパネリストから語られる、貴重なディスカッションとなりました。

最後は、凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーションセンター 副センター長 紅林美紀雄が閉会の挨拶を行い、平成30年度BrandLand JAPANに関わった全員で記念撮影。手をあげて「おつかれさまでした〜!」と声をあげると、参加者の顔から安堵の笑みがこぼれました。