BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Feb 28th, 2019

日本の魅力を発信し続ける

険阻な山や谷が多く平野が少ない日本列島。ヨーロッパやアメリカのような広大でどこまでも走り続けられるようなロケーションはまずない。しかしそれ故に目の前で画像が切り替わるように風景や情景が移り変わっていく。日本の誇る新幹線、リニアモーターなどテクノロジーを駆使した他の交通機関では、観光は全て着地型に終始してしまう。しかしサイクリングならちょうど良いスピードとテンポで進んでいくことができ、移り変わる風景や情景を思う存分訴求することができるだろう。走りやすさ、距離とは離れたところに、日本のサイクリングの良さがあるように思う。それを引き続き発信していきたい。

既存観光との調整と課題

今回の取り組みを経て感じたものの一つが、全国各地でのサイクルツーリズムの造成機運と、世間のサイクリングに対する誤認識だ。サイクルツーリズムと銘打てば、観光地にサイクリストが溢れるような認識をされているケースがある。しかしそれはあまり起こらない。サイクリストは着地型観光にはあまり適していない。徒歩と登山とでは同じ歩きでも意味が違うように、サイクリングは乗る行為そのものが目的なのだ。既存観光に無理やり嵌め込もうとする動きがあるが、ほとんどが失敗に終わると思う。

本質を見出し追求する

「日本の原風景を旅する」というコンセプトは、何も小難しいものではない。上述の通りサイクリストは自転車に乗るという行為が一番の目的である。そしてその道すがら目に移る風景、とりわけ自分の知っている風景や情景とは異にするものを見たとき感動を覚えるものだと思う。現在、世界の都市部はどこを見ても同じような風景が続く。巨大企業のサインボード、同じような服装、スマートフォンを持ち歩く様子・・・。しかし地方に行けば様子が違う。少ない交通、走りやすい道、過疎化の代わりにいまだに残る昔の風景、そして何より市井の人々との触れ合いが可能だ。地方をサイクリングで来訪するだけでこのコンセプトは達成されるはずだ。

さらなる飛躍を求めて

BrandLand Japanの取り組みによって、「日本の原風景を旅するサイクリング」の取り組みは加速することができた。全くもって微力ではあるが、サイクリングを愛好する人なら分かり合えるこのフィーリングをさらに探求し、広く世界にアピールしていき、日本への来訪を促せるように引き続き努力していきたい。