BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Feb 12th, 2019

ガイディングをする際に気をつけるべきこと

ツーリズムデザイナーズのパートナー通訳ガイドに対し研修を実施するということだったので、研修前に「ガイディング」についての基本的なアドバイスを行なった。

知識の押し付けは、NG

一般的に見て、日本のガイドさんは、とても真面目で知識も豊富だと思う。プロのガイドの場合、個人差はあるが、ある程度のスキルの英語力はあるので、特に困ることはない。ただ、その真面目さと豊富な知識だけでガイドをされると「重いなぁ…」と感じることも、けっこうある。一生懸命ガイドをしてくれるのは嬉しいんだけど、それが「知識の押し付け」のように感じてしまうことも多い。「知りたいことは、それじゃないんだけどなぁ…。」と思っても、ガイドさんは一方的にトークを繰り広げる。そんな状況だったとしても、僕ら外国人は、おそらく「Thank you!」と言って帰っていく。本当に満足したかどうかは別として。

魅力的なガイドとは?

魅力的なガイドに共通するのは、豊富な知識と一定の英語力に加え「コミュニケーション能力」の高さと「エンターテイメント性」だと感じている。 お客様が、何に興味を持ち、何を知りたいと感じているのかを判断するための 材料を早い段階で引き出すことができるかどうか。その興味や知識にマッチしたネタを使い「ストーリー性」と「エンターテイメント性」をもたせたガイディングができるかどうか。ガイドの重要な役割は「知識を与える」ことではなく「学びを与えつつ、いかに楽しい時間を過ごしてもらうか」だ。知識の羅列では、面白くない。ストーリーとして伝えることが重要だ。

今回、取り組んでいる「円頓寺商店街の暮らし体験プログラム」は、正直なところ、有名な観光地のように、誰が見ても「すごい!」と思えるものはない。だからこそ、魅力的なガイディングが必要だ。「城」「サムライ」「建築」「まちづくり」「日本人の生活」「食文化」「日本人との交流」「文化体験」「ショッピング」など、お客様のニーズにあった、さまざまな切り口で、いかに、そこに根付く歴史と文化、人の営みを楽しく、興味深く伝えることができるか。すべては、ガイドの腕にかかっている。