BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Oct 22nd, 2018

外国人のニーズにマッチした
旅行商品をつくる

インバウンド向けの旅行商品を提供するときに気をつけるべきことは「日本人の目線で商品をつくらない」ということだ。日本人がどんなに「面白い」と思っても、外国人には受けないこともある。逆に日本人にとって「当たり前」のことが外国人には新鮮だったりする。ツーリズムデザイナーズはインバウンド専門の旅行会社として、日々、外国人からの生の声を聞いているため、そのあたりはプロではあるが、今回はプログラムの中身をブラッシュアップすることを目的とし、改めて商店街を歩いてみることにした。

商店街の中にある不思議

「なぜ、ここに神社があるの?歴史は、どのくらい?」「この店は、何屋さん?僕らが入っても大丈夫?」「お店の人とコミュニケーションしたいけど、話しかけてもいいのかな?」「これは、いったい何に使うの?」など、外国人の目線で商店街を歩いてみると、次々に疑問が湧いてくる。こうした疑問は、つまり外国人が興味を持つポイントでもある。

ある店先に、桶に入ったラムネの瓶が並べられていた。説明は日本語で書かれているし「ラムネ」の存在を知らない外国人にとっては、それが飲み物かどうかさえわからない。でもそれが、日本にある昔からの飲み物で、ビー玉で栓がされていることやその飲み方を教えてあげるだけで、外国人にとっては「エンターテイメント」にもなり、貴重な体験と思い出になる。外国人が「これは、何?」と思うことすべてがコンテンツになりうるということを考えると、やはり商店街は、宝の宝庫だとあらためて感じた。

ツアープログラムのブラッシュアップ

ツーリズムデザイナーズが経営するゲストハウス「なごのや」に滞在するフランス人、フィンランド人ゲストなどに協力をもとめ8月24日に実施したテストツアーでも、コンテンツ候補に対する評価は、とても高かった。また、お店の人や町の人とのちょっとした挨拶やコミュニケーションを楽しむ姿も見られた。
精肉屋さんは、店の中に入らなくてもスタッフの顔が見えるから思わずコミュニケーションしてみたくなる。立ち飲み居酒屋も、思わず「日本人の輪」の中に入りたくなるような雰囲気と商店街ならではの気楽さがあり「体験」としては良さそうだ。しかし、ガイド付きのツアーの中にわざわざ入れ込むには、そこに意味を持たせる必要がありそうだ。今後は、外国人だけでは入れないような店、外国人だけでは楽しめない、または理解しづらいモノ、コトに焦点を絞るなど、さらにブラッシュアップをかけていく。