BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Sep 18th, 2018

日本人も知らない日本文化に触れる旅へ

名古屋から北へ40kmの岐阜県中央部、ちょっと変わったVの字をした関市。日本人がみんな同じ体重だとしたら真ん中にあたる「人口重心」のこの町では、鎌倉時代頃から良質な日本刀がつくられ、刃物の産地としてその名を知られてきた。日本刀は、刀匠、白銀師、柄巻師、鞘師、研師という5人の職人が分業して作るのが一般的だが、今でもその全ての職人が現存する唯一の町でもある。世界中の日本刀ファンにとって聖地であるここ関市が、SAMURAI TOURにおける主な目的地だ。

信長、秀吉、家康が奪い合った国宝・犬山城

記録的猛暑というフレーズはもう聞きたくない今年の夏だが、特に暑い岐阜県中部へ、これまた特別に暑いお盆の日に撮影のための視察に出かけた。帰省ラッシュに紛れて東京から名古屋へ新幹線で移動し、名古屋で車を借り犬山へ。現存する中で最も古い様式の天守を持つ犬山城は、信長・秀吉・家康が奪い合い、歴史の荒波を生き残った国宝だ。ここはSAMURAI TOURの出発地点。小高い山の上に立つその美しくも力強い城は、訪日客を戦国時代へとタイムスリップさせてくれる。

5種の職人が現存する日本刀の聖地・関

犬山からさらに北へ30分ほど車で走ったところに日本刀の町・関はある。撮影のイメージを固めるために日本刀職人たちの仕事場を見せていただいた。数世紀の時を越えて継承された工程は、デジタル化・マニュアル化などされておらず、すべて目で見て手先で感じて、人から人へと受け継がれてきたものだ。年季の入った道具が並ぶ作業場と鍛錬を物語る皺が刻まれた手からは、日本文化の尊さを感じずにはいられない。

日本で一番長い盆踊り

関名物である鰻を食べ、美濃の町並みを散策した後は、郡上八幡へ向かった。この日は「郡上おどり」という日本一長い盆踊り(33夜連続!)の中でもクライマックスにあたる「徹夜おどり」がおこなわれており、半径1kmの駐車場はすべて満車になるほど活気に満ちていた。翌日も視察が残っていたため、ダンシングオールナイトは遠慮した(すっかり大人になってしまった)が、来年は万全の体制で参加したい。日本人ですら馴染みのない文化を体験できるSAMURAI TOUR。海外の方がどんな反応を見せるか、今から楽しみである。