BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Feb 25th, 2018

Maison et Objet - 9人のリアルストーリー

ブースの演出は、
何を魅せるかを明確に。

TIDS
代表/デザイナー 
上島弘祥さん

メゾン・エ・オブジェで、ひときわ目を引いた和歌山県のブースデザイン。そのデザインを手掛けたデザインスタジオ「TIDS」の上島弘祥さんにお話を訊いた。

これまでメゾン・エ・オブジェには、MISOKA歯ブラシのプロダクトや過去のブースデザインなどで携わってきました。

今回手がけたのは、和歌山県の企業6社による集団出展のブースです。和歌山の豊かな自然と技術の融合というメッセージを打ち立て、那智の滝、高野山の山霧などの荘厳な自然を、約4000本の糸からなる幻想的なインスタレーションで表現しています。離れた場所からでも興味を引き、かつ強いブランドイメージを与えること。そして、製品一つひとつが上質なジャパンプロダクトであると明確に伝えられることを考えました。白を基調とした静かな空間にフラッグシップ製品のみを整然と並べることで、プロダクトの性能が際立つようなプレゼンテーションを徹底しました。

ブースのデザインを行う際、常に念頭に置いているのは、ブース全体のブランドコンセプトと製品の特長を、いかに直感的に、そして上質に伝えられるかということです。バイヤーさんは、数千の出展ブースがひしめく会場内を歩き回ります。彼らが足を止めたほんの一瞬に、いかにシンプルに強いメッセージを伝えられるか。それが展示会においては、とても大切だと思います。

日本の出展者の多くは、「せっかくの海外出展だから……と、つい見せたいものをすべて並べようとしてしまう。これでは本当に伝えたいことも埋もれてしまいますね。商品のクオリティがいくら高くても、プレゼンテーションで伝わり方はがらりと変わります。このあたりも、ぜひ念頭において出展していただきたいですね。

TIDS
http://tids.co.jp/

文:粟野真理子

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