BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Feb 25th, 2018

Maison et Objet - 9人のリアルストーリー

継続するからこそ、
チャンスは巡ってくる。

歯ブラシブランド「MISOKA」
株式会社 夢職人 
代表取締役 辻陽平さん

毛先に特殊なミネラルコーティングを施し、歯磨き粉は使わずに水だけで磨くことができる歯ブラシMISOKA。世界各国で400万本以上の販売実績を持つ画期的な歯ブラシを開発したのが株式会社 夢職人だ。メゾン・エ・オブジェ・ジャパンブースへの参加は今年で3度目。そこで得ている感触とは?

私たちMISOKAの歯ブラシをリリースしたのは、2007年のことです。でも、販売が上向きになったのは、いまから4年くらい前からでしょうか。メゾン・エ・オブジェへの出展は今年で3年目になりますが、とてもプラスに働いていると思いますね。

2016年に初めて出展した際、この歯ブラシを約830本使用したシャンデリアのようなオブジェを会場に展示しました。これが人目を引いたようで、著名な日本人デザイナーほか、あるハリウッドスターも立ち寄ってくださいました。そして今回、そのシャンデリアのようなオブジェをホテルのインテリアとして使いたいと、フランスのホテルから依頼があったんです。実は、昨年も同じような問い合わせをいただいていたので、今回はきちんと販売金額も事前に提示、輸送費や施工代などの見積もりも準備しておきました。もしかしたら高くて驚かれるかもしれない……とも思いましたが、先方は快諾してくれました。そして、オブジェを3つ発注していただく代わりに少しディスカウントさせていただくことでお取引は成立しました。MISOKAとしては、ホテルのオブジェを通して自社ブランドをPRすることができるというメリットもあります。いずれホテルでの販売に繋げることができたら、私たちにとってもよい事例にもなると思いました。こんなふうにメゾン・エ・オブジェに出展していると、思いがけないビジネスチャンスに出合うこともあるんです。また、知らないうちに有名な出版社の方が訪れて、いつのまにか雑誌に紹介していただいていたこともあります(笑)。

僕の夢は、やはり世界の主要都市にMISOKAのお店を構えることですね。そして、世界のハイエンドな人たちの愛用品として根付かせたいと思っています。僕の代でスタートした新しいブランドですが、一代で終わらせず、長く歴史を積み上げていくつもりです。日本にも老舗は多いのですが、フランスにはルイ・ヴィトンのように何代にも渡ってモノづくりを継承しているブランドがたくさんあります。だから、お客さまから本当の信頼を得るには、やはり100年という長い年月がかかるかもしれません。僕からスタートして3代目くらいにカタチになればいいという気持ちでいます。

メゾン・エ・オブジェに関しても、いちど参加したら、少なくとも3年間は続けて出展することをお薦めします。続けることで、本当にいろいろなチャンスを得ることができると思います。フランス以外にも、いろいろな国際展示会はありますが、パリが一番の舞台なのではないでしょうか。激戦区であり、そして、もっとも影響力のある発信地だと思います。水を落とすのは頂点の上からでないと落とせません。だから、スタート時から最高の舞台に立っておくべきだと思いますね。

MISOKA
http://www.yumeshokunin.jp/mo/mo2016.html

文:粟野真理子

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