BrandLand JAPAN

  • Event Report
  • Jan 16th, 2018

BrandLand JAPAN 
中間イベントレポート

今回のBrandLand JAPAN 2017 第2回連携会議によって、各採択プロジェクトが得られた気づきや解決の方向性、今後の展開などについてご報告いたします。

「泳ぐホタテ」を中心とした、最高品質の食材と加工品の海外マーケティング実施」
プロジェクトマネージャー/山口商店合同会社 山口幹生

現状の課題は、香港・シンガポールともに配送を含むオペレーションの確立、シンガポールの配送における品質管理、BtoCにおけるファンづくりと商品ラインナップの方向性です。今回の会議の結果、ハイエンドのお客様に満足いただける商品ラインナップとオペレーションをまず確立するという今の方向性のまま進めればいいことがわかりました。また「泳ぐホタテ」を家庭用として展開する場合は料理研究家とコラボ、品質の高さをアピールするならレストランシェフとコラボしたほうがいい、また、BtoC向けの展開のためにBtoBで展開をして、それをPRとして活用することも有用だとアドバイスをいただきました。シンガポール向けの配送については、ほかの物流に乗せることも検討すべきではないかとも。それらを踏まえて、今後はBtoCの展開に向けた商品ラインナップと配送の方向性を確定、香港から注文を受けて配送できるオペレーションの確立とファンづくりの継続、シンガポールについては、実現可能性の検討と調査の継続を行っていきたいと考えています。また、BtoBに関しては、品質とストーリーを理解いただける方をじっくり探していこうと思います。

欧米豪向けハイエンド地域体験提供事業「山伏修行プログラム:yamabushido」
プロジェクトマネージャー/(株)wondertrunk & co. 岡本岳大

現状の課題は、価格や催行人数、コミッション、キャンセルポリシーなどの設定と、チベットやセドナに旅行で行くようなSpiritual Travelerへの持続可能なアプローチ方法の確立です。会議では、ある程度の高単価でExclusiveな商品を保有していることが我々の強みであることを再認識いたしました。またSpiritual Travelerよりも日常から離れて心身ともにリフレッシュするようなSpiritual Retreatというマーケットに可能性があるのではないかというヒントもいただきました。今後は大聖坊としてのトレーニングをプログラムとして整備しつつ、半期的には、ライトなものを加えたより多様なラインナップを用意する可能性もあることを認識いたしました。

白河だるまの商品開発・台湾市場での新規販路開拓
事業者/白川だるま総本舗 渡邊高章

現状の課題は、台湾での販路開拓です。それに対して今回の会議では、商品の価格が高くないため、マス向けに販売するか、もしくは価値の底上げをするという、課題解決に向けた方向性が固まりました。今後は方策を精査した上で、2018年のイベントに向けて準備をしていきたいと思います。

金沢発祥 神楽坂育ちの和コスメ 「まかないこすめ」を世界中の女性たちへ
事業者/(株)ディーフィット 立川真由美、林真帆

現状の課題は、お土産屋からハイブランドへのイメージの転換を図ること。そのためのリブランディングをすべての店舗で行う資金の調達。そして、EUでの化粧品認可に時間がかかることです。会議では、国によって異なる購買欲求への対応や、国内外問わず、消費者に対して商品を選ぶうえでのコニュニケーションの取り方について考察する必要性があることに気づきました。また容器などを国外で製造することでEUの認可が取りやすくなる可能性があるというアドバイスもいただきました。それらを踏まえて、今後は海外の展示会に出展しての販路拡大も視野に入れながら、欧米の容器や素材メーカーの調査も行っていきたいと思います。((株)ディーフィット 立川真由美、林真帆)

KAKIMORI PROJECT
事業者/(株)ほたか 広瀬琢磨

現状の課題は、新しさを求めるお客様が多く、それにフィットしきれていないこと。また、職人の高齢化などによる材料調達力の確保です。今回の会議では、それに対して、新しい商品やサービスを生み出すために、いろいろなサービスをテストマーケティングし続ける必要があること。また材料の調達に関しては、自社で工場を持つことも視野に入れていくことが重要であることがわかりました。今後はまず台湾においてほとんど行っていないオーダーインクのサービスを、現地で始めることを検討していきたいと思います。

伝統木工技術「組子」 欧州需要開拓プロジェクト
事業者/(株)タニハタ 谷端信夫

現状の課題は、パリにおける拠点として組子を展示、販売するギャラリーがまだ決まらないことです。今回の会議では、候補となるギャラリーやキーマンとなる現地の方のお名前を伺うことができたので、次のパリ訪問時に視察したいと思います。そして、今後は紙媒体やウェブのPPC広告を使った集客を行い、それによって問い合わせをいただいたお客様をギャラリーへ誘導し、受注するという流れをつくり、実績を積み上げていきたいと考えております。

奈良の蚊帳製品をヨーロッパへ
事業者/(有)井上企画・幡 林田千華

現状、順調に進んでおりまして具体的な課題はありません。でも、今回の会議に出席させていただき、ライフスタイルを提案する会社なのか、商品を突き詰めて販売強化するのかの分岐点にきていると気づきました。また海外で商売をしていくことを踏まえて、付加価値のある商品の製作を進めたいと思いました。そのため、今後はフランスでの展示会を機に海外へのアプローチを増やしていきたいと思います。加えて、サイズ感や色合いなど海外向けの商材の製作を検討していく予定です。

清水白桃ゼリーのタイ展開
プロジェクトマネージャー/VERTEX ASIA JAPAN 勝田隆仁

現状の課題は、岡山白桃の生産量により、タイに商品供給できる量に制限が生じること。そして、日本でも小売価格800円の高級フルーツゼリーが、タイに輸入すると価格帯が最大2倍にまで上がり、対象顧客が極めてハイターゲットに限定されること。また価格帯を下げたセカンドラインに関しては、日本のフルーツゼリー加工のノウハウを現地の生産工程に反映し、クオリティの高い商品を作ることができるのか? そして、商品ラインナップの拡充が課題となっております。今回の会議では、岡山白桃の課題に対して、福島県など岡山県以外で獲れた桃の活用で商品供給を図るというアイデアをいただきました。またギフト需要など高級価格帯を生かせるよう方向性を見直すことも。清風庵は別の商品で飲食の成功事例をもっているため、それをいかに今後の飲食事業のブランディングに活用できるか掘り下げていくことも重要ともおっしゃっていただきました。今後はいただいた意見を参考に進めていきたいと思います。

ブラッシュブランド「SHAQUDA(シャクダ)」 動的プロモーション企画
事業者/(有)瑞穂 丸山長宏

現状の課題は、外部業者と連動したプロモーション広告の経験がなく、引き合いがベースになっていることと、場当たり的な広報アクションになっていること。そのため、計画的に実施できるよう取り組んでいきたいと考えております。またマンパワーの不足もなんとかしたいですね。今回の会議では、トレーサビリティの重視や、マーケティングが控えめなのでもっと展開力をつけたほうがいいというアドバイスをいただきました。今後は弱者の戦略としてコアな部分に攻め手を打つところから始め、資金、人材、スキルなどの組み合わせを段階的に考えて進めていきたいと思います。同時にもう少し大胆なビジョンがあっても良いかもしれません。ただ、具体的になにが良いのかについては、これからその答えを見つけていきたいと思います。

桐箱、桐製品の海外での事業展開
プロジェクトマネージャー/(株)トランセント 大滝敦

現状の課題は、米国の消費者に桐の特性を知ってもらい、桐製品のブランド化を目指していますが、桐に興味のある米国のインフルエンサーやメディアが皆無のため、彼らに伝える方法を考えなければいけないことです。今回の会議では、マーサ・スチュワートやグウィネス・パルトローなどキッチン周りに影響力のあるセレブリティに使用してもらえるようなアプローチを考えてみてはという意見をいただいたので、商品が完成したら早速弊社ルートで届ける予定です。また食品保存容器という方向で進める際に、名入れなどを行い、OEM・ノベルティとしてギフトニーズに対応するアイデアをいただいたので、サンプルが完成しだい営業をかけようと思います。米国ではギフトニーズを取り込みながら、“桐箱=高級”というヒストリー・ストーリーを伝えて、新たなマーケットを開拓したいと考えております。今後は桐のブレッドケースは有名ベーカリーやオーガニックスーパーマーケットというように本プロジェクト開発商品と親和性のあるマーケットに営業をかけていきたいと思います。

本格芋焼酎仕込み「小鹿梅酒」海外市場開拓
プロジェクトマネージャー/(株)Barbara Pool 大 福留千晴

現状の課題は、具体的な販路開拓や本プロジェクト終了後も現地で小鹿酒造の商品を愛し、拡販に協力してくれるパートナーとどれだけ関係を構築できるか?にかかっています。また「売れるものづくり」も同時にしていかなければと思います。今回の中間報告会では、すでに各領域で実績を積んでいる方々よりグローバルな視点からいろいろと戦略構築やものづくりのアドバイスをいただき、大変励みになりました。また同じ課題や悩みを抱える各プロジェクトマネージャーと内容を共有することで、相互に課題解決への気づきなども得られることができました。酒類の海外展開は複雑かつ難しい部分が多く、また営業としてかなりのマンパワーも必要です。そのため商品の裏側にあるストーリーをいかに現地のライフスタイルに合わせて伝えられるか、そして現地でのパートナーといかに関係を築けるかが重要だと感じています。

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