BrandLand JAPAN

  • Project Report
  • Dec 15th, 2017

地域のインバウンド活用術2 
ファムトリップの使い方

地域の観光資源や旅行商品をインバウンドで海外にプロモートしていくときに、 ファムトリップを活用する地域が多い。ファムトリップとは「Familialization Trip」の略でメディアや旅行会社を対象とした「下見招待旅行」のこと。実際に、メディアの記者・旅行会社の商品造成担当・ブロガーやインフルエンサーに地域を見てもらって、PRや旅行商品の造成につなげていく手法である。

山伏修行は体験してはじめてわかるもの

とくにYAMABUSHIDOのように「山伏修行を体験してはじめて内容がわかる」ような商品については、パンフレットやWEBサイトだけではイメージがつきにくいので、「アンバサダー」や「売り子」になってくれる人たちをファムトリップに招き、実際に山伏体験をしてもらうことが欠かせない。今回、YAMABUSHIDOでは、BrandLand JAPANの事業も活用しながらファムトリップを実施したので、ファムトリップの使い方をいくつかご紹介したい。

1,「メディアの招請は新しい視点をもらうチャンス」

8月から9月にかけて、フランスのカルチャーメディアGGQのファムトリップ取材も行った。彼らは、山伏や庄内の文化を「ファッション」を切り口にして特集を組んでくれた。若いモデルと山伏の対照的なカット、山伏の星野先達が真っ白いスーツをまとったカット、などなど、全く新しい取り上げ方がされた。庄内はこれまで歴史や宗教的な切り口が多かったが、旅行以外のメディアのファムツアーを受け入れていくことで、デスティネーションを切り取る新しい視点を得るヒントになる。

2,「旅行会社の招請はターゲットのセグメントが重要」

10月に富裕層専門の旅行会社Art of Travel社と、本事業のアドバイザーであるi-communicate岩下氏のファムトリップを行った。現在、YAMABUSHIDOが仮想ターゲットとしている4つの層の1つがLuxury Travelerであり、その受容性や商品化の可能性を検討する招請となった。ターゲットを明確にすることで、その層に対してどのようなコンテンツが有効か、どのようにカスタマイズしていくか、価格をどうすればよいか、など旅行会社との会話もより具体的になっていく。旅行会社の招請は自分たちのターゲットをセグメントしたうえで行うことが有効だといえる。